コーチングでも何でも、「聴く」ことはとても大切とされています。僕がコーチングを教えるときも、「聴くこと」は最初にお伝えする項目です。
「傾聴」「リスニング」「聞く」「ヒアリング」「聴く」など、沢山表現があります。この違いは理屈でいうあるのですが、今日はその違いの話ではないです。しかし今日は「聴く」ということについて。
コーチングでは「聴くこと」の練習をしますが、最初の段階は相手が声に出して、言葉にしている話の内容を聴きます。
次のステップは、相手が言葉にはしてないけど言いたいことを聴いていきます。そのほかは、言っていることや願ってるいることとやっていること、やろうとしていることなどの、話全体の整合性を聴き取ります。
そこからその人の本当に言いたいことや本当の望みなどもわかってくるのです。
しかも心理学を勉強しているので、潜在意識(本人は気づいていない意識層)の望みのことも、わかるときもあります。
しかし会話をするということは、
話す側の話し方
聴く側の聴き方、
また、2人の関係性やそれぞれの世界観や価値観も影響します。
今日、特に僕が言いたいことは、
2人の関係性のこと。
この2人にどれだけ信頼関係があるのか?によって話すレベルも聴くレベルも全然変わってきますよね。お互いいがみ合っている関係で、「聴きましょう」と言われても聞けるわけないし。
あと、変われるのは自分だけ、他人は変えられないという原則に沿うと、自分ができることとしては、自分が聴ける状態になることです。例え、相手が攻撃的な態度であっても、信頼して聴けるかどうか、あなたの度量が問われる時です。
僕は攻撃的な人の殆どが、困っている人なんだと気がついた時がありました。自分に置き換えると、自分が攻撃的な対応をする時は、自分がどうしていいのかわからないから・困っているから攻撃的になってしまうとわかったのです。
そして、そう思えるようになってから、対応が変わりました。相手も困っていると思えば、かなり聴くことができます。
つまり、いくら「聴く」やり方を学んでも、心の面が原因で上手に聴けない時があるのです。
また、心の状態や価値観、世界観も相手の話が聴けるかどうかに大きく影響しています。